母子手帳の管理、どうしてる?必要なとき使えるものにするには
こんにちは。conです。
今回は産科で働いていた経験から、母子手帳のことについて書いていきます。
このページを読めば、交付の申請方法から、後々見返すことを踏まえて、特にどこを書いておくといいのか、いつまで保管すべきかわかるようになります。
母子手帳、きちんと保管していますか??
母子手帳には、妊娠中の経過、出産時の記録、成長の過程、予防接種の状況などが記してあります。
特に予防接種は赤ちゃんの時にしか受けない予防接種もあるので、自分が何を摂取していたのか確認することができる、大切なものです。
また、おたふくかぜなど、大人になってから発症すると重い症状が出る病気もあります。
予防接種を受けているか、以前かかったことがない人は、注意が必要ですが、そんなときの確認にも使えます。
海外に留学するとき、妊娠が分かったとき(夫婦ともに)など、予防接種の記録を参考にすることができます。
(しかし、抗体が減っている可能性があるので再度血液検査をすることをおすすめします。)
交付時
妊娠が分かったら、自治体の担当の課に行って、母子手帳を発行してもらってください。
必要な書類などは、自治体のホームページを確認してくださいね。
ちなみに東京都荒川区だとこんな感じ。
(1)妊婦本人の番号確認書類
個人番号カード、個人番号通知カード、住民票(個人番号記載のもの)のうちいずれか1点
(2)窓口にお越しになる方の身元確認書類(以下のAまたはB)
A 顔写真が掲載されている官公署の発行した証、またはそれに類するもの
個人番号カード、運転免許証(経歴証明書でも可)、旅券(パスポート)、在留カード、特別永住者証明書、 身体障害者手帳、等のうちいずれか1点
B 上記Aの証の提示が困難な場合
健康保険証、年金手帳、児童扶養手当調書、等のうちいずれか2点
※注釈 窓口にお越しになる方が妊婦本人でない場合
個人番号を含む申請の手続きを代理人の方がを行う場合には、上記の書類に加え、次の書類も必要となります。
・法定代理人の場合:戸籍謄本、後見に関する登記事項証明書等の法定代理人であることを証する書類
・任意代理人の場合:委任状(様式は下記にあります)
私の仕事が平日で、役所が開いているときは基本的に仕事でした。
なので、母子手帳をもらいそびれるといけないので、代休をとっていた夫に行ってもらいました。
でも、病院で母子手帳をもらってきたことを告げると
「もうもらってきたの~!」
って感じでした(;´∀`)
「もらってきてね」
って言われてからでよかったみたいです汗
妊婦健診時に「妊婦健康診査助成券」をもらいましたが、12週くらいまでこの助成券が使えないとのこと(!!!!)で、かなりお金がかかりました!!
初回の血液検査や超音波検査などで18,000円、
その他2週間ごとに自費で受診しなければならず、
結局、助成券を使えるようになった週までにかかった金額は総額29,100円!!!
生理が順調だったので、早めに妊娠が分かって早めに受診したのですが、1回分くらい節約できたかも…汗
話がそれましたが、医療機関によって値段が違うので確認してくださいね。
妊娠・出産時
妊婦の健康状態等(2ページ)
このページは、非妊時(妊娠していない)時の状態を確認するためのページです。
治療中の病気や、今まで病気になったこと、手術を受けたことがあればここに書いておきます。
使っているお薬などによって、使えないお薬もあります。
もし、出先などで、かかりつけでない施設で急にお産になった場合など、それらのことは確認しておかないといけないので、書いておいてほしいページです!
あと、初診の時に聞いていなかったこともこれを見て、直接確認すると
「そういえば…」
みたいなこともあります…
妊婦自身の記録(4~7ページ)
このページは書いていても書いていなくても問題ないです。
マメに書いている人と全く書いていない人がいます。
妊娠の体験ってそうそう何回もないことのほうが多いと思うので、記録として使うといいかもしれません。
出産の状態~出産後の母体の経過(14~15ページ)
このページは、以下の項目を出産した施設で書いてくれますが、出産時の状態が書いてある、とても大事なページです。
こんな内容が書いてあります。
- 妊娠期間
- 出産日時
- 赤ちゃんがどうやって生まれたか、母体からの出血量
- 生まれた赤ちゃんの性別、体重・身長などの計測値、産まれたときの状態
- 出産場所やお産にかかわった医師・助産師の氏名
- 産後の母体の状態
問題なく進んだお産なら、出血量は、だいたい500ml前後が平均で「中量」として書かれます。
羊水もどうしても混ざってしまうので、実際の出血量よりは多く書いているのですが、
50㎏くらいの体重の人で血液は4L弱くらいなので、かなりの割合ですよね!!!
そのため、産後貧血の検査が必ずあります。
貧血がひどい時は鉄剤を処方されたりします。
分娩所要時間は、お産に数日かかったり、大変な思いをした場合でも、
「思ったより短く書かれているな~(゜-゜)」
って感じた人もいるのではないでしょうか?
この分娩所要時間は、陣痛が10分間隔になってから生まれるまでの時間を書くので、一度陣痛が遠のいてしまった場合はカウントされません…(-_-;)
すごく頑張ったのに、認めてもらえない感じがしますよね(T_T)
初産にかかる時間は12~16時間くらいなので、
「丸3日かかった!!!」
っていう人も、それくらいの時間で記載されているんじゃないでしょうか。
ちなみに2回目のお産(2回とも帝王切開ではない場合)は1回目のお産の約半分くらいで、6~8時間くらいが平均と言われています。
それでも時間がかかる人はかかるんですけどね(T_T)
お産は本当に人それぞれですが、でもやっぱり波にノッてきたら1度お産している人は、進みが早い~!って思います。
産後1か月以降
保護者の記録(18~40ページ)
産後1年間は体がとても発達するので、数か月ごとにチェック項目があります。
「○○したのはいつですか」
という項目は、
「日付までわかんないよ!」
って感じですが、小学生の時の自分の生い立ちを授業でやるときもあるようだし、
なんとなくでも埋めておいたほうがいいようです!
月日が経つとどんどん忘れてしまうので記憶が比較的新しいうちに!!
予防接種の記録(50~54ページ)
冒頭の予防接種のことはここに記録されています。
保護者が書く必要はありませんが、予防接種の有無を確認する大事なページになります。
型番も書いてあるので、もし製薬会社からリコールみたいなことがあった場合(そんなことはないほうがいいのですが)、予防接種を打った日付と、型番から確認することができます。
今までにかかった主な病気(60ページ)
病気や手術をしたら、ここに書いておくと、子供が大人になったときに役に立ちます!
特に兄弟がいる場合、だれがどんな病気をしたのか、何年もたつと忘れてしまうこともあります。
冒頭で書いたように、おたふくかぜなどは小さいうちにかかると、普通の風邪のような症状で終わってしまうことも多いです。
でも、大人になってから発症すると、何日も高熱が出たり、食べ物が食べられなくなったり、症状が重くなりやすいです!
そのため、大人になってもおたふくかぜにかかったことがない人、もしくは予防接種を行けていない人は、おたふくかぜをひいている人の近くに行かないほうがいいですね。
でも、自分がおたふくかぜになったのか、わからないこともあるかもしれません。
そんな時に母子手帳で確認するすることができます。
保管期間について
子どもが大きくなってくると「母子手量いつまで撮っておくか問題」。
結論から言うと「ずっと」です。
インターネットでは、同様の質問に対して、
「20歳まで」
などと書いてあったりしましたが、
20歳を過ぎても海外に留学に行くときに、予防接種の記録が必要だったりする時もあります。
また、病気をしたりすると、出生時のことを聞かれたりもします。
そんな時に母子手帳は大いに役に立ちます!!
私の母は、私が妊娠するまで自分の手元に置いておいて、妊娠したタイミングで渡してくれました。
なくさないように保管場所を決めておくといいかもしれませんね!
以上、「母子手帳の管理、どうしてる?必要なとき使えるものにするには」でした!